ベルトに色を付けてみたよ

皆さんはベルトを何本お持ちですか?どんな人でも、スーツor制服用と普段用にそれぞれ1本ずつくらいは持っているんじゃないでしょうか。
ネクタイやメガネはコレクターの話も聞いたことがありますが、ベルトではあまり聞きませんね*1。あまり目立たないから?


ベルトがコレクターズアイテムになりにくい理由として色目が少ないことがあるのかなーって。
自分ちのクローゼットやお店のベルト売り場を思い出してみてよ。黒とか茶色とか、せいぜいベージュ。皮革製品のせいもあるんだろうけど、かなり地味な印象がありません?
エスタン系のターコイズやらシルバーやらでデコったのやピンズでジャラジャラしたハードゲイ仕様?的なのも見かけますが、色自体はベーシックなものがほとんどですね。うーん、たまにはちょっと違った色のベルトもしてみたい。
そこでDIYですよ。


自作といってもゼロから作るんじゃさすがに大変すぎるので、今回は市販品に彩色する方法を採用しました。
以下用意したもの。
まずユニクロのギャリソンベルト。

2000円でお釣りが来るけど、一応牛革。素材のベルトを探してるときに、ファッションセンターしまむらに初めて行ってみたんですが、そっちのは素材として使いにくそうなのしかなかったです。
このベルトを選んだポイントは、1.サイズ調整が可能。2.バックルが交換できる。の二点です。
幅約37mm、色はダークブラウン。コバが黒に仕上げてあります。無難なデザインが実にユニクロらしい。
次にある意味今回の主役、染めQ。

ホワイトとモスグリーン。買ってきたベルトの色が濃いので、念のためホワイトを下塗り用に用意しました。染めQを使うのはこれが初めてです。使用感には後段で触れます。
実はモスグリーンには元ネタがありまして。某ブランドと某ブランドでモスグリーンのとてもきれいなベルトを見かけたんですね。でもすっごい高かったの!ちょっと買えないくらいに!そういう悔しさもあってのDIYです。


作業に移ります。

パーツに分解。本体とバックル、長さ調整金具部分とフープです。長さ調整した切れ端も写ってます。

コバの黒を生かそうと思ったのでマスキングしました。

切れ端でテストしたところ、モスグリーンの隠ぺい力だけでは下地の色が隠しきれなさそうだったのでホワイトで下塗り。準備しておいてよかった。明らかに下地の茶色が透けてますが、下塗りなので気にしない。

スグリーンを吹いたところ。ちょっと液だれのあとがあるけど、装着時には隠れる部分なので良しとします。

とりあえず完成。マスキングテープをはがしたらホワイトがちらちら覗いていたところがあるので、そこは後で修正します。


染めQの使用感について。
「染め」ってついているけど、スプレー塗料です。普通のペンキに比べて塗膜が薄くて伸縮性があるみたいですね。だから革や布に塗っても大丈夫という事らしいです。
今回ベルトを染め替えるのにホワイト、モスグリーン共に70mlのスプレーを使い切りました。一缶で0.3平方メートル塗れるとなっているんですが、それに比べるとぜんぜん少ない面積(1/10くらい?)しか塗れてないですね。ベルトの形状が細長い事や細かいパーツもあったことを考慮しても、ちょっと少なすぎるかなぁ。隠ぺい力が高くないのでどうしても重ね塗りしないといけないのが原因でしょうか。次に使うときにはかなり多めに用意しておこうと思います。
使用中はかなり臭いがあります。いわゆるシンナー臭。屋内では使わないほうがいいかも。塗った物も半日くらいは臭いが消えません。その辺も要注意です。
あと下塗りは必ずしたほうがいいと思います。今回はホワイトでしましたが、専用のベースコート剤もあるので機会があればそちらも試してみたいですね。
乾燥時間は早いです。数分で指触乾燥になってます。ここは素直に感心しました。
次に使うとしたら自転車のサドルかな。いつになるか分かりませんが。


今回のDIYはこんな感じです。実作業時間は一時間もかかってないお手軽なものですが、結構楽しいですよ?

*1:バックルのコレクターは聞いたことあるなぁ。