京都に行ってきたよ。

森見登美彦夜は短し歩けよ乙女」読了記念に、京都市内をふらふらしてきました。
時間とコースの都合上、木屋町界隈*1は省略しましたがそれ以外に登場したところは概ね回れたと思います。


京都市立美術館。岡崎公園にある威風堂々たる美術館ですが、いまだ入館したことがありません。反対側の国立近代美術館はよく行くんですけどね。


神楽岡通。ここから吉田山のほうへ上がっていったところに紀子さんの下宿があります。ただの住宅街です。

吉田神社北参道入り口。吉田山の散歩道の入り口にもなっています。

京大から見るとまさに裏山になる吉田山ですが、由緒正しい吉田神社のある神聖な森です。

吉田神社には摂末社がたくさんありますが、お稲荷さんもあります。吉田神社本宮には以前行ったので今回は省略しました。なお、京大受験の際に吉田神社に参拝すると必ず落ちるというジンクスがあるそうです。余計なことを考えずに試験に集中しろということですね。


銀閣寺交番前。銀閣寺や大文字山、疎水散策など観光客の多いところなので、ここで待ち合わせするのは止めておいた方がいいでしょう。

大文字山を望む。銀閣寺もこの方向です。大文字山出町柳辺りからの方がよく見えます。


北白川東小倉町。先輩の下宿があるのがこの界隈。ここら辺は住宅街です。そういえば北白川別当の交差点の写真を取り忘れました。南東の角にサークルKがあったはず。北白川別当御蔭通白川通の交差点です。熱のあるときに東小倉町から買い物に出るのは少々つらいかもしれません。


叡山電車元田中駅。彼女のマンションはこの辺りですね。東大路沿いのせいか、北白川よりも生活感があるエリアです。


東鞍馬口通元田中から北へ少し上がると東鞍馬口通にでます。彼女と樋口君はこの道を通って羽貫さんのお見舞いに行ったはずです。

高野川。出町柳賀茂川と交わる鴨川の支流。川を渡ると樋口君のいる下鴨泉川町です。


下鴨泉川町。糺の森の東側になります。天狗が住んでいてもおかしくない?



糺の森。古本市が行われ、李白さんが住む糺の森下鴨神社の境内です。ここに来ると、賀茂神社が森と水の神社であることが実感できますね。


この日も結婚式があったようです。下鴨神社のような有名な寺社仏閣は、僕らにとっては観光名所ですが、どこも氏子や檀家を抱えた普通のお寺や神社でもあります。もっとも、結婚式の募集は氏子に限らず広く受け付けているようです。


清和院門。

寺町通。内田内科医院がこの辺りで開業しています。寺町通の名は、その昔豊臣秀吉が市内にあった寺院を移築させたことに由来します。元から寺社の多い京都ですが、確かに寺町沿いにはたくさんのお寺があります。僕にとっての寺町通は三条寺町や四条寺町なので、この辺りの静かで落ち着いた寺町はそれらしく感じません。



出町柳。京大や京産大へ通う学生さんや観光客でにぎやかな出町柳界隈。この日は川遊びの人も多かったです。


百万遍。東大路今出川の交差点。かつては路面電車が走っていたそうです。

そして石垣は残った。この石垣を撤去するしないで大学と学生が大いに揉めたのですが、結局一部を残すことで落ち着きました。歩道は大学の敷地ではないので、すっかりお馴染みのサークル看板は道路交通法違反なんですが、その辺は相変わらず有耶無耶にされているようです。


時計塔。京大のシンボル。「上のレンガ造りの建物を保存しつつ、地下を掘り込んで耐震構造を組み込み尚且つコンベンションホールを増設する」という採算を度外視した工学部の実証実験を施され、あと百年は戦える建物になったとかならないとか。ユニオン・エクスタシーの座り込みが続いていましたが、こう暖かいと悲愴感が出なくて同情共感を得にくいよなあ、とか思いつつ見てました。時計塔の向こう側に工学部や法学部の建物があります。中央グラウンドは東一条通をはさんだ南側の吉田南キャンパスにあります。


進々堂カフェ。先輩と彼女が待ち合わせた喫茶店。大きなテーブルに相席します。中は撮影禁止なので外からだけ。

大雑把でありますが、以上プチ聖地巡礼でした。四月の中旬。ソメイヨシノは終わりかけですが、枝垂桜や八重桜はまだまだ見ごたえがあり、図らずもお花見行のようになってしまいました。いい時期に回れたと思うことにしましょう。
自転車で回れば半日のコースです。木屋町界隈を追加してもさほど時間は変わらないと思います。今回のコースは大半がただの住宅地です。観光をメインに考えるなら、銀閣寺や貴船神社上賀茂神社などを追加するといいかもしれません。
春の日差しは思いのほか強いです。日焼けにはご注意意を。
そのうちに宇治にも行きたいと思います。

*1:と宇治