はてなブックマーク > ニセ科学入門
ミクシィの「水伝」コミュニティでその存在を知った、阪大メディアセンターの菊地先生のテキストがはてブされていた。
寄せられたコメントの中で気になったものがあった。
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2005年12月19日 kenyam 『[トンデモ科学]科学的発見には何が起こるかわからない。その反例を示せないこの論文は、ある意味、非科学的だ。』
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2005年12月19日 youarai 『「科学」「ニセ科学」の定義がない。筆者の感覚で分類している印象がある。このままではこの表明自体が「ニセ」になりかねない。』
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ああそうか。そう思う人もいるのだな。
反論を少々。
その一。「ない」ことを証明するのは難しい、というより不可能だ。だからどうしても科学者の歯切れは悪くなる。でもそれは科学的に真摯な態度を取るからであって、そこで言い切ってしまっては似非科学の人たちと同じになってしまう。
その二。「科学」と「ニセ科学」の線引きは自明的なものだ。ゆえに改めて定義する必要はない。自明的と言い切れる理由は、仮説には検証が必ず行われるからだ。
自分も教養課程でこういう講義が聞きたかった。
理系の学生だと教養の概論系は社会学や文学しか選べなかったことを思い出す。
なお、
にはちょっと笑った。こういう意見が出てくるところも健全な証拠かもしれないな。