ゲームハード論争−外野より一言

XBOX360に関する論争。
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僕は年間2本も買えば、今年はたくさんゲームを買ったと思うタイプのライトユーザーだ。家にあるゲームハードで稼動中なのはGBASPPSX。PSは壊れて動かない。
ゲームはあれば楽しいがなくても困らない。最近一番よくやっているのはGBAの“ボンバーマン*1”。
PS2ではなくてPSXを買ったのは、テレビ番組が録画できるから。もう何ヶ月もゲームには使っていない。


そんな立ち位置から見た要約。
一方曰く、「こんなハードでは市場の大多数からそっぽを向かれる。それでは俺たちの大好きなゲーム自体がなくなるじゃないか。」
もう一方曰く、「ネガティブなことばっか言うんじゃねぇ、ますます市場が小さくなる。それにXBOX360は俺たちハードコアゲーマーのためのハードだ、外野は黙ってろ。」
バイアスかけた超意訳であることは、ご理解いただきたい。
水掛け論的になった後半はともかくとして、両者の論争のスタートはそれなりに興味深い。たかがゲームで顔真っ赤という視点からすると後半も面白いのだけど、ここではそういうメタな楽しみは置いておく。
僕はハードゲーマーじゃないので「生活の中心にゲームがある」なんて考えられないんだけど、それでもどっちもがゲームが好きでこれからも新しいゲームをやりつづけたいと感じているのはわかる。まぁ結局のところ、どっちもが「俺たちゲーマー」のことしか考えてないように感じるが、それ自体は当たり前のことだろう。。個人的にはテラヤマアニ氏のほうには多少ライトユーザーの視点が入っているからまだ共感できる。しかしゲーモク氏の言い分は心情的に理解できないし、「外野は黙ってろ」と言われては外野としては黙っていられない。


僕がゲーム機に望むことは、ハイスペック・ハイエンドではない。だからXBOX360には興味がない。だから同様にPS3にも興味があまりない。これが特異な考えだとは思わない。PS2を持っている女の子は普段はDVDを見るのにしか使ってないらしいし、うちのPSXはゲームもできるHDDレコーダーだ。だからゲーム機にハード的なハイスペックを求める人はマジョリティではないと思っている。
しかし残念ながらこの世の非携帯型ゲーム機はハイスペック志向が強い、というよりその手のものしかない。PCなら用途と予算に合わせてハイエンドからローエンドまで選ぶことができる。PCに限らなず、大抵のものはいくつか選択肢が用意されている。かの論争でも引き合いに出された自動車にしたってスポーツカーもあればファミリーカーもある。トラックや軽自動車まである。じゃあゲーム機はどうだ?スポーツカーはある。で、ファミリーカーはどこにある?どこにもないじゃないか。
ゲーム機の世界ではミドルスペックとして生まれるハードがない。発売後何年もたって、次世代機に見劣りするようになるだけだ。最新だがハイエンドではないマシンが用意されてもいいじゃないか。そろそろみんなでハイエンド信仰を棄ててもいいんじゃないかと思う。


て、ここまで書いてこちらの方がもっといいこと書いるのに気がついて、かなり凹んだ。

*1:ファミコンミニね。単純極まりなくて楽しい。